2017/06/09 16:30

去年の今頃は すももジャム作りをしていたのだけど、
今年はこの木に少し実っただけなのでジャム作りは難しい。

そこで今日は 在庫が少なくなってきた 大豆きび酢しょう油漬けを作ることに。
弱火~中火で大豆をずっと炒り続けるので、朝の涼しいうちに。

ほんのり色づいてきて、皮が裂けて、香ばしい香りがしてくるのが目安。
炒り加減をみるのにポリポリ食べて思い出すのは
長野で味噌作りのため 大豆を柔らかく煮る加減をみていた時のこと。
味噌用に煮るときは 手でつぶれるくらいまで柔らかーく煮るんです。

近所のおじさんが「小さいころは この柔らかく煮た豆が 甘くて美味しくて
砂糖なんか入ってないよ。親にそんなに食べちゃダメだって怒られたけど。
今の子供なんか豆の煮たのなんか見向きもしない。
あの頃は なんて美味しんだろうって思ってたけどなぁ」というのを思い出します。

いきなり口に入れて甘みを感じる食べ物が多い中、豆は よくかむと段々と甘さを感じてきます。
だから自然とゆっくり味わって食べるようになって、すると気持ちも段々ゆっくり穏やかになってくる気がします。
スローダウンしてきて、ただ ガチャガチャと落ち着きなく過ごしていたことに気がついたりします。
なんて思いつつ、均等に炒れるように せっせと豆を転がしてスローダウンはおあづけ。

炒った豆を消毒したびんに入れ きび酢としょう油と昆布のだし汁と島ざらめで作った汁を注ぎ
ふたをして もう1度煮沸消毒。

こりこりとした固めの食感。おしょう油味できび酢は隠し味程度。
おつまみ・お茶請け・ご飯のお供にどうぞ。